AnTuTuが公開した2026年9月のAndroidタブレット性能ランキングで、Xiaomiの「Xiaomi Pad 9 Pro Max」が1位になりました。スコアは5,233,432点です。上位はQualcomm製のSnapdragonを積んだ機種がほとんどですが、その中でXiaomiの自社チップ搭載機がトップに入りました。
ランキング上位3機種
今回の上位3機種は次のとおりです。
順位 | 機種 | スコア | SoC |
|---|---|---|---|
1位 | Xiaomi Pad 9 Pro Max | 5,233,432 | Xring O3 |
2位 | iQOO Pad Ultra | 4,621,376 | Snapdragon系 |
3位 | REDMAGIC Gaming Tablet 5 Pro | 4,379,977 | Snapdragon 8 Elite Gen 5 |
4位はLenovo Legion Y700 Ultimate、5位はvivo Pad 6 Proです。6〜10位にはLenovo、iQOO、Honor、OnePlus、OPPOのタブレットが入りました。3位から10位はすべてSnapdragon 8 Elite Gen 5を積んだ機種で、MediaTekのチップを使ったタブレットはトップ10に1台もありません。今のハイエンドタブレット市場では、Snapdragonがほぼ独占していると言えそうです。

2位との差は約13%
1位と2位の差は約61万点で、割合にすると約13%になります。ハイエンド機同士でこれだけ差がつくのは珍しく、Xring O3の性能の高さがうかがえます。
ただ、この差がすべてチップの性能によるものとは言い切れません。今回測定された2機種の構成は次のとおりです。
- Xiaomi Pad 9 Pro Max:13.3インチの大型ボディ、16GB RAM(LPDDR6)、1TBストレージ
- iQOO Pad Ultra:8.8インチのコンパクトボディ、冷却ファン内蔵、16GB RAM(LPDDR5X Ultra)、1TBストレージ
まずメモリの世代が違います。新しいLPDDR6はメモリ周りのスコアに有利に働きます。さらに、ボディが大きいほど熱を逃がしやすいため、長時間の負荷でも性能が落ちにくくなります。iQOO Pad Ultraはファンで冷やしていますが、8.8インチという小さな本体では放熱できる面積に限界があります。チップ以外のこうした条件もスコアに影響していると考えるのが自然です。
Xring O3はスマホでもトップ
Xring O3は、Xiaomiが開発を進めてきた自社チップです。折りたたみスマホ「Xiaomi 18 Fold」にも使われており、同機種はAnTuTuのフラッグシップスマホ部門でも1位を取っています。スマホとタブレットの両方でトップを取ったことになり、Xiaomiの半導体開発が実際の製品で成果を出し始めていることがわかります。
これまでXiaomiのハイエンド機はQualcommのチップに頼ってきました。自社チップに切り替えると、性能を自社で調整しやすくなり、調達コストや製品の差別化の面でも有利になります。AppleやGoogleと同じく、端末とチップを一体で設計する方向に本格的に進み始めたと見ていいでしょう。
まとめ
ベンチマークのスコアは性能の目安の一つにすぎず、実際の使い心地やゲームでの安定性は別に確かめる必要があります。それでも、Xiaomi Pad 9 Pro MaxがSnapdragon搭載の競合をはっきり上回ったことは、Android市場のチップ勢力図が変わり始めている兆しかもしれません。価格や発売時期、日本で発売されるかどうかはまだ明らかになっていません。続報を待ちましょう。
出典:Gizchina




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